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【あとがき】クレイジー・ジェネシスト 〜ジェネシス解体新書〜


はじめに

上巻〜下巻でおなかいっぱいになった方はここで読み終えていただいても特に問題ないです。
あくまで、あとがき程度の事しか書いていませんので上巻〜下巻に比べて情報性は薄いです。

もうジャミロクの中でヨタ話フラグが立っちゃってるんで多少の妄言には目をつぶっといてくださいね。よろしう。

ハデー・ヘンドリックスに捧ぐ

最後にあるマンガの話をしてこの記事のエピローグとさせていただきます。
矢沢あい先生の初期作品「ハデー・ヘンドリックス物語」です。


これは、まだロックがいかがわしい音楽とされていた時代のお話。
薄汚れた街の片隅にある、これまた薄汚れたライブハウス。
今夜もハデー・ヘンドリックスという熱狂的な人気を誇っていたロックバンドがライブを開催していた。

♪ギブミーチョコ!ギブミーガム!
♪おくれよおくれよ 兵隊さん!
♪ニッポンあげる おかえしに
♪ギブミーチョコ!ギブミーガム!
♪おくれよおくれよ 兵隊さん!ヘイッ!!

魅力的な歌もさることながら、観客が楽しみにしていたのはボーカルのハデヘンの過激なパフォーマンス。

今日もハデヘンのテンションが最高潮に達したところでギターを叩き壊す!

熱狂する観客の鳴り止まぬ拍手・歓声の中、今日のライブも大成功。
・・・かに見えた。

楽屋ではメンバーが激怒と共にハデヘンを殴りつけていた。
それもそのはず。彼の怒りもごもっとも。

メンバー:
「オレたちの一回のライブのギャラは一万円!
てめーのギターは十万円!
ライブやるたんびに九万円の赤字だバカ野郎!」

そう、過激なパフォーマンスのせいですっかり赤字ライブになっていたのだ。赤字ライブのツケがメンバー全員の生活を脅かしているのは間違いなかった。

メンバー:「おかげでオレたちゃもう三日も何も食ってねぇ!!!」

しかし、ハデヘン自身もワザとやっていたのではないのだ。
ステージに立って気分が高揚すると知らず知らずにやってしまっているのだと言う。
メンバーに諭され、ハデヘンは次のライブではギターを壊さないようしぶしぶ約束する。

そして翌日のライブ。

♪ギブミ〜ちょこ・・・ギブミ〜がむ・・・おくれよ・・・おくれよ・・・
♪ポロロローン・・・

気分を高揚させてしまわないよう、ギターを壊してしまわないように気をつけるあまり、まるで井上陽水(しかも初期の)のようなお通夜ソングになってしまった。
これには観客も大ブーイング。

「もっと派手にやれー!」『ギター壊せよ!』

結局その日のライブは大失敗。

ハデヘンは痛感した。ハデヘン自身、ギターを壊さなければロックを奏でられない体質になっていたこと。そして、ギターを壊さなければ観客の反応がすこぶる悪いということ。
かと言ってギターを壊すと今日も赤字ライブだ・・・

ハデヘン:「ギターを壊さねーと客がブーイング。ギターを壊せばおなかがグーイング・・・ダメだ。ギャグにもキレがねぇ。」

ブーイングにもグーイングにもならない方法を求めて意を決したハデヘンとメンバー達は深夜の楽器店に忍び込み、ギターを盗もうとするがひょんなことから警察に囲まれてしまう。
まるでライブ会場のスポットライトのごとく、彼らを照らしつけるパトカーのランプ。
絶体絶命の状況で彼らは盗んだ楽器を手に最後の、そして伝説のライブを開催する決心をするのだが・・・



読切作品だったにも関わらずコアな人気が出たため、まさかの映画化まで実現された伝説の名作です。
さらに、読切作品で終えるのはもったいないという読者からの声が多かったため、いくつかの変更点と共にリメイク連載が始まりました。
リメイク版は相当な人気作品になりましたねぇ・・・矢沢あい先生の代表作になりましたね。

  オリジナル版 リメイク版
主人公 男性アーティスト 「ハデヘン」 女性アーティスト 「大崎ナナ」
※性別が変わったのは連載誌がCookieになった影響かな?
ストーリー 前述した通り
読切作品のため最小限のもの
そのため、既に人気バンドになっているところから物語が始まる
主人公の上京時から遡ったもの
同じ名前を持つ「小松奈々」と偶然始まる同居生活
ナナの恋人の所属バンドとの関係
などなど読切作品では泣く泣く切り捨てられたサブエピソードも追加
(それ以外の話の本筋はほとんど変化なし)
映画版 主演:温水洋一 主演:中島美嘉
タイトル ハデー・ヘンドリックス物語 NANA

※なお、ホンモノの(?)矢沢あい大先生のNANAは2008/03/21現在18巻まで絶賛発売中!ぜひお買い求めください!
こんなんでフォローできたと思ってるジャミロクは激甘だぁ・・・
ギターを壊したり楽器を盗み出すシーンはないよ、たぶん。

ハデヘンのジェネ狩り

さてさて、そんなどこまでホントか分からないボケっぱなしトークはおいといて、皆さんの中にはジェネ狩りがハデヘンのライブみたいになっている方がいるのでは?
周りからジェネシスを期待されすぎて「ジェネシス撃たなきゃ仲間がブーイング、ジェネシス撃ったら財布がブーイング」という状態に陥ってるケースですよ。

まぁこんな拡声器を時々見かけるぐらいですからね。
「残龍にジェネ狩りできる聖魔募集!こちらLVXXXの○○(←職業名。たいてい他職)」
ぽぷらサーバだけ?それともジャミロクが偶然見つけたレアケース?それともちょっとした冗談?
コレを見たときに前述のハデー・ヘンドリックス物語を急に思い出したんです。

この手の拡声器がどの程度の本心を含むものなのかジャミロクには全く分かりません。
ただ一つ分かることがあるとすれば、ジェネ狩りにかかるコストを考えるとそれを人に強いることにどういう意図が含まれているか、です。

ギターを壊さなければパフォーマンスもできないハデヘンのようになってしまっては手遅れです。赤字ライブを続けつつ、楽屋で人知れずため息をつくような汚れ役を買って出る必要はありません。

上巻〜下巻で説明した「正味時給を高めるアプローチ」。
そして、正味時給が最適化された走行速度を追求することで発見できる「ジェネ狩りの向こう側」。
ジェネ狩り猛ダッシュが必ずしも最善の選択肢でないことを皆さんは今回の記事を通して知ってしまいました。(望む望まないに関わらずね)

赤字ライブを強いられても合理性がなければ「NO!!」を言える賢明なビショップになりたいですね。
ジェネシスは無条件に効率を上げるスキルではありません。くれぐれも賢く扱うように!
ジャミロクとのお約束です。はい指切った、っと。

※誤解のないよう補足!
ジャミロクは初対面の方々とPTを組むことが日常です。
数え切れないほどのグル狩りの中でジェネシスを強要されたことは一度もありません。
(こういう方々が圧倒的な大多数なのです)
あまりに無責任なジェネ強要をするプレーヤーに出くわしたら「あぁ、この人は自分と走るスピードが違う人なんだな」と適切に距離をおいておけばいいだけのことです。


皆さんがジェネシスを使いこなせますように。
そして、ジェネシスに使われたり振り回されたりしませんように。
陰ながら祈っています。


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