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【上巻】マーケットスキル習得書 〜スペクラトゥール(思索家)〜


※はじめに:今回の記事は「Pで切手でも買えばいいじゃない」主義の方にとって有力な情報は含まれていないかもしれません。
ここで読むのを止めていただいて狩りに出てもらった方がずっと有意義でしょう。
(P売メル買の是非を問うてるわけではないのであしからず。今回たまたま対象外なだけですよ)

このコンテンツを最後まで読むと

「スペクラトゥール(思索家)」
習得書

スペクラトゥール(思索家)のマーケットスキル習得書。習得すれば日常やマーケットの動向からニーズを見つけ出すことができる。

プリが黒字職だからお金が貯まるというポジションに置かれているようですが、ジャミロクは断言します。

「プリだから」という理由じゃ大金持ちにはなれません。
せいぜい「小銭持ち」が限界です。

昔々の物価であればそうだったのかも知れませんね・・・
しかも小銭程度じゃMGかけてスケルゴ狩りとかしてる間に余裕で消し飛びますよ。

狩りの黒字なんて微々たるものだし、お金稼ぎ目的のザコ乱獲となれば他職の方が殲滅力が高かったりします。
悲しき黒字職の現実・・・
ドケチ家族が何年生活しても大金持ちにならないのと同じです。
消費が少ないことと、お金が貯まることは別問題なのですよ。

このコンテンツを最後まで読むと、マーケットのニーズを見つけ出してコンスタントにフリマで収益を上げる思考方法が身に付きます。
狩りの収益とフリマでの収益という二本柱でご自身の家計の安定化が図れれば、お金に悩むことも少なくなるんじゃないかな?という提案です。
・・・残念ながら大金持ちになることを保証することはできません。

なお、スペクラトゥール(supeculateur)っていうのは英語で言うとspeculatorです。英語綴りのスペキュレーターっていうのはあまり良くない意味で使われることが多いので、昔読んだ本にならってラテン語の逃げ道を求めてみました。

免責事項:

※この記事による情報でなんらかの損害が発生してもジャミロクは一切責任を負いません
※この記事はあくまでジャミロクのノウハウの一部を紹介したものであり、「こうすれば間違いは無い!」というファイナルアンサーではありません
これは一つの考え方でしかないため、フリマ商売の他のノウハウを否定したり敵視するものではない点をあらかじめご了承ください。

2次職 スペクラトゥール

さて、スペクラトゥールという職業の話をしましょう。
当然皆さんそんな職業ご存知ないはず。ジャミロクの脳内にしか存在しない、フリマ商人の2次職ですもん。

営業許可証を買った時点じゃ皆さん右も左も分からない1次職:駆け出しフリマerでした。(当然ジャミロクも)
そして、それぞれマーケットで色々見聞きしているうちに「こうすれば儲かるんじゃない?」と試行錯誤を始めます。それが2次職:スペクラトゥールの第一歩。

スペクラトゥールには「一所懸命よく考える人」的な意味があり、そこから色々な意味合いが派生しています(下図)。
ウィザードがウィザード(火毒)とウィザード(氷雷)に派生してるようなものですね。

フリマで積極的に活動する商売人の皆さんもスペクラトゥールのいずれかの分類に入っているのでは?
もちろん、駆け出しフリマerのまま、あまりマーケットに熱を入れずに過ごすことも可能です。

1次職の駆け出しフリマerの基本スキルに関しては今回の記事では触れません。
本当はちょっと語ろうと思っていましたが、かなさんの露店のススメさんと大きくかぶりそうなのでこちらを参照していただければと思います。これから営業許可証を買ってフリマで商売を始めようという方にはぜひオススメのサイトです。

ジャミロクが今回の記事で紹介するのは2次職のスペクラトゥールのうち思索家のパートのみです。

スペクラトゥール(思索家)は日常やマーケットの動向からニーズを見出し、必要なアイテムを量産することでビジネスとして成立させるタイプのフリマ商人です。買占め、転売に頼らずニーズのあるものを自力調達してきて売るため、他プレーヤーから感謝されることもあり、スペクラトゥールの中で最もトラブルから縁遠い職業ともいえます。

スペクラトゥール(思索家)というと何か馴染みがないように思えますが、かつて存在したスペクラトゥール(思索家)の集団をご存知の方も多いはず
一昔前、死んだ木の森が大人気狩場だった頃の話。
死んだ木の森へ行きたいが遠くて面倒だ!というプレーヤーのためにジャクムクエスト第1段階に何度も挑戦して閉鉱帰還書を大量調達/大量販売する集団がいました。その方たちは閉鉱調査に精通しており、「閉鉱ギルド」「閉鉱職人」と呼ばれることがしばしばありました。
(ジャミロクも死んだ木の森へ行くにあたり、この職人の方々にはお世話になったものです)
この考え方こそがスペクラトゥール(思索家)です。別にジャミロクのオリジナルビジネスモデルじゃないわけですね。

ただし、スペクラトゥールの他タイプと比べて華々しさがなく、お金が貯まるスピードもゆっくりです。とにかくすぐにお金が欲しい!というニーズの前にスペクラトゥール(思索家)はあまりにも無力です。

大事なのは「独自路線」と「マイペース」。

順を追ってお話していきますので、しばらくお付き合いください。

ジャミロクからの質問

本格的に話を始める前に一つ質問があります。極力直感的に答えていただいた方がベターですし、話の最後まで皆さん自身の回答を覚えていていただければベストです。

〜質問〜
あなたは幾らかのまとまったメルが必要になりました。
LVアップのための狩りに夢中になっていたあなたは思い切ってお金稼ぎに乗り出すことにしました。
お金稼ぎをしている間はLVアップのための狩りができなくなりますので、取得EXPはほぼゼロと思ってください。
(LV上げとお金稼ぎを天秤にかけるわけですね)
このお金稼ぎ、1時間あたりにいくら稼げれば合格点だと思いますか?
質問 さて、1時間あたりにいくら稼げれば合格点?
1Mメル未満
1M以上〜2Mメル未満
2M以上〜3Mメル未満
3M以上〜4Mメル未満
4M以上〜5Mメル未満
5M以上〜6Mメル未満
6M以上〜7Mメル未満
7M以上〜8Mメル未満
8M以上〜9Mメル未満
9M以上〜10Mメル未満
10Mメル以上


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ジャミロクがこの質問から何を言いたいのか、もうお分かりですね。
「時は金なり」という極めてシンプルな理屈。
ジャミロクはこう解釈します。

ジャミロクにとってのスペクラトゥール(思索家)はこの考えが軸になっています。
これから3つのケースを挙げつつ、ジャミロクの頭の中をお見せしましょう。

ケーススタディ1.日常の「面倒事」を探し出す(1)

まずは魔法石、召喚石の話。これ自体は非常にベタな方法なのですが、ケーススタディとしては良ケースでしょう。

以上のことから魔法石、召喚石を5000メルで大量に買い付けてフリマで少し高く売れば、エルナスへの調達という面倒事を回避したいプレーヤーに対しビジネスとして成り立つのでは?
これを平たく言うと「面倒代行」。

でも人が面倒くさがるような事、自分がやるのも面倒に決まってます。
ここで必要になる作業が「量産体制の構築」。
収入が見込めるビジネスであれば多少はお金や時間を先行投資することができるはず。
量産体制さえできちゃえば実はそこまでの面倒事ではなくなるのです。


自分だってエルナスにわざわざ石の買い付けに行くのは嫌なので石の買い付け用のエルナス現地特派員を一人用意しちゃいましょう。ジャミロクの場合は、グルクエ用に作ってたサブのジャミロココをLV60まで上げてアルケスタクエストをクリアさせれば完璧。
魔法石、召喚石の倉庫代わりにもなるので一石二鳥。
これは仕入れ代金に数%の利益を上乗せして返ってくるという単利投資に他なりません。(複利じゃないのが残念)
財布の中で眠っていたお金の一部を投資元本として活かせるので一石三鳥。

もし見込みがハズレて大量に売れ残っても、ジャミロクはプリなので売れ残りの魔法石、召喚石は自己消費できます。 そういう意味ではノーリスクだと言えますね。

念のため、このビジネスの衰退期を想定しておきましょう。

あぁ、何かの拍子にこのビジネスが立ち行かなくなることはありそう。
このビジネス一本に頼り切るのは危険だなぁ。

※コンテンツ作成時点でスピネルツアーが実装され、ジパング⇔エルナスのアクセスが格段によくなりました。
完全に絶滅することはないにせよ、衰退期はもう来ています。


ケーススタディ2.日常の「面倒事」を探し出す(2)

続いてはオルビス魔法石の書の話。オルビス塔の20階⇔1階を行き来するのに必要なアイテムですね。これもまたケーススタディとして極めて良ケース。

以上のことからオルビス魔法石の書をたくさん入手して、オルビス塔を歩いて上り下りするという面倒事を回避したいプレーヤーに売ればビジネスとして成り立つのでは?
これを平たく言うと「面倒代行」。

でも人が面倒くさがるような事、自分がやるのも面倒に決まってます。
ここで必要になる作業が「量産体制の構築」。
収入が見込めるビジネスであれば多少はお金や時間を先行投資することができるはず。
量産体制さえできちゃえば実はそこまでの面倒事ではなくなるのです。


「おいちゃん、いつものくれよぉ。」

「1日1回しかクエストができない」という足枷をはずすためにオルビス塔現地特派員をできるだけたくさん作ります。
初心者をメイプルトラベルでオルビスへ連れて行き、オルビス塔10階へ向かわせるのです。
なお、現在はメイプルトラベルがないため、この方法による現地特派員の派遣は不可能となりました。これさえ利用すればLV3程度の初心者をオルビス塔まで連れていけたんですけどねぇ。

現地特派員を派遣することで、オルビス魔法石の書は一日に現地特派員人数×5枚だけ生産可能となります。ジャミロク率いる現地特派員が全部で何人いるかは・・・伏せておきます。
メイプルトラベルなしでこれだけのキャラクターを集結させるのは困難でしょう。

現地特派員さえ集結させられればあとはカンタン。メインのキャラでストーンボール系を乱獲してETCを現地特派員に託し、全部オルビス魔法石の書に換えられたあたりで再度回収に向かえばOK。(その時またストーンボール系のETCを持っていけばベスト)

ただ、このストーンボール系乱獲という作業、誰でも少ない手間でできることじゃありません。
現実的な乱獲効率を得られるのは一部の職業だけ。

オルビス塔の階層構造を上下テレポでビュンビュン移動できるのは?
・・・そう、魔法使い。
HP消費およびMP消費ゼロでずっと乱獲していられるのは?
・・・そう、プリースト。
帰還の書が使えないオルビス塔。唯一ミスティックドアという帰還スキルでスピーディーな移動ができるのは?
・・・そう、プリースト。

盗賊にはヘイストがありますが、機動力MAXぐらいジャミロクにだってできます。
(↑の画像の装備で移動速度&ジャンプ力MAXです。テレポ&機動力で優れた効率を実現!)
ハーミットお得意のFJだってここで活かせるかっていうとちょっと疑問。

そう、このビジネスはオルビス塔現地特派員を作れる人で、かつ効率的な乱獲が可能なプレーヤーのみ参入可能という門戸の狭さが特徴なのです。(狭い門ほど頑張って入れればおいしい)

念のため、このビジネスの衰退期を想定しておきましょう。

あぁ、何かの拍子にこのビジネスが立ち行かなくなることはありそう。
このビジネス一本に頼り切るのは危険だなぁ。

ケーススタディ3.代替品を探し出す

最後のケーススタディはリボンピグヘアバンドにまつわる話。HP補正が+50付いているため、HP強化をしたいプレーヤーに重宝されています。最近いよいよ脚光浴びてきましたねー。

以上のことからリボンピグヘアバンドをたくさん入手して、リボンピグヘアバンドを大量ゲットしたいプレーヤーに売ればビジネスとして成り立つのでは?

・・・と、ここでストップ!

リボンピグヘアバンドを1個手に入れるのに必要なものを挙げてみましょう。
(ヘネシスのMrsミンミンのクエストですね。)

調達するのが超面倒なのは☆が付いているものです。LV21以上のキャラを作るのは非常に時間がかかります。チャリクエで育成するにしても相当なコストと手間がかかります。さらに追い討ちをかけるのはピグの頭20個。

正直、リボンピグヘアバンドを1個作るためだけにここまでの手間はかけられません。
結局のところ、このアイテムはイカルスのマント同様、育成のついでに入手するしかないんです。
さらに言えば、よっぽどこのアイテムが欲しい人しかこのクエストをこなさなくなったので、マーケットに出回るというケースが少なくなったのでしょう。(戦士じゃこのアイテム欲しくもないでしょう?カンタンにクリアできるクエならまだしも)

と、ここから再開。

リボンピグヘアバンドの入手が困難ときたら、替わりになるものを提供するしかないですね。
今でこそだいぶ変わってきましたが、一昔前(んー、リプレ実装前ぐらいですかね)を思い出してみましょう。
Mシーフがバキドより龍天拳を持っている人が多かったのはなぜ?
ハーミットがコブラやスカドラよりビートルを持っている人が多かったのはなぜ?

そう、希少装備品の強化に懸けるより、廉価装備品の強化に何度も挑戦して鬼強化に懸ける方が現実的であることを無意識的に理解しているからですね。
そこでリボンピグヘアバンドの廉価品と言えば?

当然、右図の運動帽(赤)です。
たとえば兜にHP+150欲しいとして、そう簡単に手に入らなくなったリボンピグヘアバンドにHP+100(30%3回、70%1回)を決めるより運動帽(赤)をいっぱい入手してHP+120(30%4回)を決める方がかえって楽だと考えるプレーヤーがいても何の不思議もありません。

そういうことで、運動帽(赤)をたくさん入手して、「兜の体力強化をしたいがリボンピグヘアバンドが買えない!」というプレーヤーに代替品として売ればビジネスとして成り立つのでは?
運動帽はメイプルアイランドで入手可能です。これも例に漏れず面倒です。
結局のところ、前述のケーススタディ同様に「面倒代行」なんですね。

やっぱり人が面倒くさがるような事、自分がやるのも面倒に決まってます。
ここで必要になる作業が「量産体制の構築」。
収入が見込めるビジネスであれば多少はお金や時間を先行投資することができるはず。
量産体制さえできちゃえば実はそこまでの面倒事ではなくなるのです。

運動帽を手に入れるにはメイプルアイランドのマイのクエストで、デンデン・赤デンデン・スポアから
×10個、×10個、×10個
を集めます。これらのETCをマイに渡すと運動帽(赤)か運動帽(青)がもらえます。青はMPが増えるハズレ品です。
(ジャミロクの経験則では確率は五分五分と見ていいでしょう)
捨てキャラ作って、低LVで赤デンデンやスポアを相手にするのは非常に面倒です。
↓ダメージこんなもんですもん。

かといって運動帽を入手次第デリっちゃうようなキャラのLVを上げるのも余計に面倒ですよね。

ジャミロクの言いたいことはもうお分かりですね?
ここでもメイプルアイランド現地特派員を派遣しています。

ETCを集めるキャラと運動帽を入手させる捨てキャラを分ければいいんです。ETCを集めるキャラはメイプルアイランドの鈍器クイーン、ジャミロンド(右図)。
当然プログレスなんかないのでダメージ安定しないけど、最高3ケタのダメージが出ることもしばしばなので、デンデンも赤デンデンもスポアもかなりの確率で1撃で倒せます。

運動帽確保用の捨てキャラにジャミロンドが集めたETCを渡し、クエスト報酬の運動帽(赤)をジャミロンドに持たせておけばOK。

作りたての捨てキャラで敵をチビチビ叩くようなことはする必要がなくなります。あとはある程度貯まった運動帽(赤)を首尾よくジャミロクに手渡せばいいだけです。

念のため、このビジネスの衰退期を想定しておきましょう。

あぁ、何かの拍子にこのビジネスが立ち行かなくなることはありそう。
このビジネス一本に頼り切るのは危険だなぁ。

ケーススタディのまとめ

今回3つのケーススタディでジャミロクの頭の中をお見せしたわけですが、何度か同じフレーズが出てきましたね?

日常やマーケットの動向から他プレーヤーのニーズを考え出し、思い切って量産体制を作ることでビジネスとして成立させる。
一方で、それが永遠に続くことはないと知っているので幾つかのビジネスを分散して手がける。
今のビジネスが軌道に乗ってる間に、次のビジネスの種がないか日常やフリマの動向にアンテナを張る。
(といっても、普通にゲームやったりフリマ回ったりしてればけっこう思いつくものです)
これがスペクラトゥール(思索家)。

今回の記事を通して、「何を売ったら儲かるか」しか得ないのと「どう考えたらニーズが見出せるか」を得るのとでは大違いです。
「召喚石に魔法石、オルビス魔法石の書に運動帽ね。よく分かんないけど丸パクリしとこ」ではジャミロクもガッカリですよ。皆さんがこの記事読んだ時点で飛びついてもとっくに衰退してるということもザラにありますからね。

「何を売ったら儲かるか」という末梢的な情報だけをただただ受身で聞き、それを妄信してしまうのはむしろスペクラトゥール(思索家)の真逆。そういう方々には「ランチエ」の称号をさしあげましょう。

※ランチエ(rentieur):本来、年金生活者といった意味合い。ここでは誰かからのお金・情報等の恩恵を受身でただただ待ち続け、発信された情報には妄信的に飛びつくタイプを指す広義の解釈を採用しておきます。早い話、SPA!の株特集とかの「この銘柄買えば儲かる!」的な記事を目をキラキラさせて読んじゃうようなタイプの人です。
発信された情報が正しく、それが永遠に正しいままという前提であればランチエも悪くはないのだけれど、リアルもめいぽもそんな前提成立しませんて。

日常の「面倒事」を探し出す、代替品を探し出すという考え方がスペクラトゥール(思索家)としての基礎スキルになればと思います。

上巻ではビジネス機会の見つけ方を紹介しました。
皆さんも自分の視点で色んなビジネス機会を見つけて欲しいと思います。
下巻ではそうやって大量供給できるようになったアイテムにどういう価格を設定すれば良いのかをお話します。
・・・相場で売ればいいじゃないかって?相場って何さ?


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